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学会誌の発行
学会誌日本農業普及学会は会員の研究成果を学会誌「農業普及研究」にまとめ年2回(6月と12月)発刊しています。この「農業普及研究」は論文を主体とした号と、シンポジウム等の記録をまとめた大会特集号があり、広く学会員に配布されるほか、国、県の関係機関に送付しています。
また、会員相互の情報交換や研究会開催案内に役立てるため「学会ニュースレター」を年2回(6月と12月)発行しています。学会誌の発行経過は別ページ「検索」を参照してください。
農業普及研究 最新号


研究大会
日本農業普及学会は平成6年に設立以来、毎年春(3月)に普及を巡る重要課題について東京で研究大会を開催してきました。また、平成10年度から夏の研究大会、平成22年度から夏の研究大会に変わりEXセミナーを開催しています。春及び夏の研究大会、EXセミナーの開催経過は次のとおりです。

研究大会 研究大会

開催地 開催時期
春季大会 東京 通常3月開催
夏季研究会 開催ブロック 通常7〜8月開催(平成10年度より開催)
EXセミナー 各協力都道府県 7月下旬〜8月上旬開催(平成22年より開催)
 
開催
年度
シンポジウムテーマ 座長 開催地
春季 夏季
平成
6年度
1 農業経営者の情報利用と普及活動 藤田康樹(東京農大) 東京
7年度 2 水田農業の担い手育成とその支援方法 相川哲夫(茨城大学) 東京
8年度 3 地域農業振興と合意形成 八木宏典(東京大学) 東京
9年度 4 普及指導活動の評価はいかにあるべきか 藤田康樹(東京農大) 東京
10年度 1 地域特性を生かした農業・農村の活性化のためのソフト的支援方法 大西 緝(鹿児島大学) 九州
5 新たな農政の方向と普及活動の重点化 稲本志良(京都大学) 東京
11年度 2 経営体育成支援と普及活動 大泉一貫(東北大学)
木村伸男(岩手大学)
東北
6 新技術の普及と普及センターの役割 松原茂昌(鳥取大学) 東京
12年度 3 水田農業経営の確立と新たな普及活動手法 大原興太郎(三重大学) 東海
7 これからの普及事業を考える 杉本忠利(大日本農会) 東京
13年度 4 地域農業振興と普及の役割 稲本志良(京都大学) 北陸
8 農業におけるIT活用と普及活動 小林 一(鳥取大学) 東京
14年度 5 中山間地域の活性化と普及活動手法 倉本器征(東京農工大学) 長野県
9 普及事業の新たな展開方向と効果的な組織・活動方法 稲本志良(京都大学) 東京
15年度 6 地域農業の活性化を支える普及事業と関係機関の役割分担 工藤英一(酪農学園大学) 北海道
10 高度な技術革新の支援内容と普及手法 小川 奎(農生研機構) 東京
16年度 7 地域農業のコーディネート機能と普及手法 小池恒夫(滋賀県立大学) 兵庫県
11 日本農業普及学会に期待する−これからの普及研究と学会活動のあり方を中心に− 稲本志良(龍谷大学) 東京
17年度 8 中山間地域の特徴を活かした高付加価値農業づくり 中川聰七郎(鳥取環境大学) 愛媛県
12 これからの公的農業普及事業の役割 狩谷昭男(大日本農会) 東京
18年度 9 コーディネート機能発揮による普及活動の高度化 −研究・教育、ビジネス界との連携の視点から− 津谷好人(宇都宮大学) 栃木県
13 環境保全型農業の推進に向けた公的普及の役割 西尾 健(法政大学) 東京
19年度 10 水田農業の担い手に対する普及活動の高度化 −担い手が求める普及活動とは− 佐藤 了(秋田県立大学) 石川県
14 普及事業におけるマーケティング支援活動のあり方 佐藤和憲(中央農研) 東京
20年度 11 都市的地域における食の安全・安心に向けた普及の役割 桂 明宏(京都府立大学) 京都府
15 欧米諸国における農業普及の潮流―わが国の農業普及へ何を示唆しているか― 稲本 志良(龍谷大学) 東京
21年度 12 生産・流通・消費の連携による地域資源活用型産地の形成と普及の役割 木村 伸男(岩手大学) 岩手県
16 みんなで農業普及活動を学ぼうPartT−その時人はどう動いたか− 門間 敏幸(東京農業大学) 東京
22年度 13 新規参入の受入による地域農業の活性化と普及の役割 横溝 功(岡山大学) 岡山
1 普及・営農指導・試験研究のトライアングルによる技術・経営革新支援 神奈川県平塚市
17 みんなで農業普及活動を学ぼうPartU−そのときあなたはどう組み立てるか− 梅本 雅 東京
23年度 2 知の創造と共有と伝承−環境保全型農業、有機農業の先駆者と集う− 埼玉県小川町
18 みんなで農業普及活動を学ぼうPartV−いまこそ 複眼的普及方法を− 横山 繁樹 東京
24年度 3 普及活動が先導する地域農業の担い手育成 長野県松本市
19 みんなで農業普及活動を学ぼうPartW−あらためて農業普及者のあり方を問う− 佐藤 了 東京
25年度 4 JGAP認証農場で、GAPを徹底討論 茨城県小美玉市他
20
農業普及の社会的役割を問う
佐藤 了 東京
26年度 5 東日本大震災被災地の現状と農業普及 福島県相馬市
21 新時代の普及方法を切り拓く
−農業・農村イノベーションへ向けた革新普及システム(AKIS)をめぐって−
横山 繁樹 東京
27年度 6 農民になった普及員と語る 宇根 豊 埼玉県
川越市
22
あらたな農業普及システムへの挑戦
佐藤 了 東京
28年度    7  営農することとイノベーションすること(実地編)ー”減反廃止”に備える米づくりー  雨宮 宏司 茨城県龍ケ崎市
23
 
   共に創る私たちの普及学  第1分科会 ジョン・S・コールドウェル
第2分科会 横山 繁樹
第3分科会 宇根 豊
 東京
29年度     8  私塾教育と普及活動  宇根 豊 熊本県八代市
24    共に創る私たちの普及学
―実践編その1―
第1分科会 岩元 明久
第2分科会 稲泉 博己
第3分科会 宇根 豊
 東京
30年度     9  農業普及はICTにどう取り組むか  宇根 豊 神奈川県平塚市 
25    共に創る私たちの普及学―実践編その2 科学と農業スマート農業を哲学する― 第1分科会 岩元 明久
第2分科会 横田 修一
第3分科会 藤代 岳雄
 東京
 31
(R1)年度 
  10 農業普及は村おこしにどう取り組むか  岩元 明久   兵庫県丹波篠山市
26    中止    
 R2年度    11  中止    
27     新型コロナ感染拡大下の普及と協働 門間 敏幸、神保信幸、佐藤美智子、岩元明久、佛田利弘、横山繁樹  東京
 R3年度      12 普及学会・山崎農業研究所オンラインセミナー 農の本質と協働:コロナ禍で考える  横山繁樹、横田修一、林兵弥、小口広太、吉田太郎、上西良博、安江紘幸、宇根豊、山路永司  東京
28
 
   いまさら聞けない普及方法 基調講演 園田誠
第1分科会 横山繁樹、林兵弥
第2分科会 安江紘幸、関戸章一 
 東京
 R4年度       『これからの国際農業普及協力』に関する座談会 板垣敬史郎、里見洋司、福田浩一、下口ニナ、鈴木香奈子,沼田光夫、コールドウェル  東京
29
 
   農業革新支援専門員のあるべき姿 基調講演 内山智裕
第1報告 園田誠 第2報告渡邉浩樹 第3報告 田畑茂樹
パネルディスカッション 座長横山繁樹、コメンテーター後藤忠司
 東京
 R5年度     開催なし
30
 
   

農業における協働者のあるべき姿

基調講演 佐川友彦
第1報告 油谷百合子 第2報告山端直人
パネルディスカッション 座長内山智裕、コメンテーター山中聡
 東京

大会 大会



添削指導について



学会賞
日本農業普及学会は学会の発展と会員の研究意欲の昂揚をはかるため顕著な業績を表彰するとともに学会活動への貢献のあった会員を顕彰しています。
学会賞には「学術賞」「奨励賞」「功労賞」の他に特別賞として「普及メディア賞」改め「普及実践賞」があります。
  
年次 賞名 受賞者 受賞対象論文
平成

11年度
学術賞 該当なし
奨励賞 大川恵美子・舟田一与(埼玉県) 「21世紀に向けた普及活動のあり方」
宇根 豊(福岡県) 「土台技術をどう教えるか」
功労賞 藤田康樹(普及学会) 学会設立時からの多大な貢献
12年度 学術賞 梅本 雅(農研センター) 「土地利用型農業の経営診断指標」
奨励賞 森本秀樹(兵庫県) 「中山間地の農地保全を前提とした担い手育成と普及活動」
真中多喜夫(埼玉県) 「作物別投入産出表を活用した普及活動」
功労賞 該当なし
13年度 学術賞 該当なし
奨励賞 馬瀬口久江(岐阜県) 「男女共同参画による農業経営の発展を促す普及方法」
三浦喜美男(国際協力事業団) 「海外技術協力の成果と課題」
功労賞 該当なし
14年度 学術賞 安藤義道(鯉渕学園) 「現代農民のライフ・ヒストリーと就農行動」
「日本梨の栽培及び販売技術の普及に関する史的考察」
奨励賞 滝沢 章(神奈川県) 「都市近郊野菜産地を支えた人的資源の歴史的考察」
大谷雅子(愛知県) 「経営におけるパートナーシップの成立要件と支援策に関する研究」
功労賞 該当なし
15年度 学術賞 該当なし
奨励賞 吉田勝二(奈良県) 「農業技術の特性化からみる技術普及方法の検討」
九州・沖縄ブロック普及活動研究会
(末永広樹)
「効果的な普及活動のための新たな分析方法の開発」
功労賞 該当なし
16年度 学術賞 佐藤 了(秋田県立大学) 「農業技術革新と普及方法」
奨励賞 佐々木茂明(和歌山県) 「IT活用による新たな農業改良普及活動の開発」
功労賞 該当なし
17年度 学術賞 該当なし
奨励賞 笠原亮平・河合 勝・勝井克之・
渡辺和義(北海道)
「農外から嫁いで新たな経営参画する農村女性を支援する普及活動」
松本浩一・山本淳子・関野幸二
((独)中央農業総合研究センター)
「新技術の導入過程における先駆的導入者の情報収集行動」
功労賞 森本秀樹(兵庫県) 学会への多大な貢献
18年度 学術賞 鈴木 俊(東京農業大学) 「国際協力の農業普及」
奨励賞 手嶋洋司(福岡県) 「地域農業のマーケティング戦略の展開による農業者の育成」
功労賞 西村いつき(兵庫県) 「環境創造型農業推進と普及の役割」
19年度 学術賞 該当なし
奨励賞 飯田幸彦(茨城県) 「地元産堆肥を活用したブランド米産地づくりの取り組み」
川口哲也(福岡県) 「SWOT分析とCS評価を活用した新たな普及活動の展開」
功労賞 該当なし
20年度 学術賞 該当なし
奨励賞 鶴岡康夫(千葉県) 「新技術の普及に係わる主体間連携関係の形成要因と役割」
上田賢悦他(秋田県) 「店頭マーケティング戦略の展開による産地育成−エダマメ新品種「あきた香り五葉」の商品開発を事例として−」
功労賞 杉本忠利
21年度 学術賞 横山繁樹他 「新技術採用と社会ネットワーク(フィリピン・ターラック州深井戸灌漑システムにおけるAWDの事例)」
奨励賞 溝田俊之(千葉県) 「経営効率分析法DEAによる花き農家の経営診断(千葉県を中心として)」
功労賞 関尾政典(岐阜県)
羽根正憲(富山県)
関戸章一(栃木県)
「事例を活かす普及指導手法に関する研究(普及指導活動上陥りやすいポイントの分析とそれに対するリカバリー普及学)」
22年度 学術賞 該当なし
奨励賞 該当なし
功労賞 末永聡他 「農業普及活動とコーチングに関する一考察−農業普及指導員のためのコーチングスキルを開発−」
23年度 学術賞 該当なし
奨励賞 該当なし
功労賞 該当なし
普及メディア賞 金丸隆(福岡県) 「マトリックス分析による新しい経営改善手法で園芸産地再生へ貢献」
下平次郎 下平さんゆかりの人たち(長野県) 「農の心を耕して」 下平次郎著作集
24年度 学術賞 該当なし
奨励賞 該当なし
功労賞 該当なし
普及メディア賞 井出万仁(長野県) 「これなら出来る農業法人設立と運営のすべて」 井出万仁著作
北海道農業改良普及職員協議会DVD制作委員会 「普及指導員・北海道農業を現場で支える」
25年度 学術賞 該当なし
奨励賞 渡部和彦・神保信幸・椎名伸二
(千葉県)
「普及情報の共有と伝達に関するアンケート調査」にもとづく「農家力」の提案
野口憲一(日本大学文理学部社会学科) 愛知県産蓮根の市場流通において農業改良普及員の果たした役割−なぜ「市場の要請を拒否する」という意思決定はなされたのか−
功労賞 該当なし
普及メディア賞 該当なし
26年度 学術賞 該当なし
奨励賞 内田有紀子(京都大学こころの未来研究センター)
竹村幸裕(滋賀大学経済学部)
農をつなぐ仕事普及指導員とコミュニティへの社会心理的アプローチ
功労賞 該当なし
普及メ ディア賞 伊與田竜(北海道) GAP導入の手引き
27年度 学術賞 該当なし
奨励賞 該当なし
功労賞 狩谷 昭男 長きにわたる本学会の発展への貢献
普及メディア賞 田んぼの生き物調査のテキスト図鑑の作成と活用 田んぼの生き物調査のテキスト図鑑の作成と活用
28年度 学術賞 該当なし  
奨励賞 上田 賢悦  「近年の積極的で意欲的な研究報告の姿勢と内容」
功労賞 粕谷 和夫  震災アーカイブ特別委員長として指導的役割
普及メディア賞 古川 勉  「3・11私のアーカイブ(東日本大震災津波からの一年の記録)」
29年度  学術賞  該当なし  
奨励賞  林 兵弥  自分の経験と頭でオリジナル豊かな論究と表現を生み出していること
功労賞  ジョン・S・コールドウェル  論理的でかつ愛情あふれる研究姿勢と学会への助言の数々により学会活動の充実における多大な功績
 普及メディア省賞  該当なし  
30年度 学術賞 該当なし  
 奨励賞 該当なし  
功労賞 該当なし  
 普及メディア賞  該当なし  
R1年渡    大会中止につき選考なし  
 R2年渡    受賞候補者なし  
 R3年渡  学術賞  該当なし  
 奨励賞  該当なし  
 功労賞  該当なし  
 普及メディア賞  林 兵弥  新しい「普及理論」の探索活動と各メディアを通じた普及方法の発信と次世代への継承
 R4年渡 学術賞 該当なし  
 奨励賞 該当なし  
功労賞 該当なし  
 普及メディア賞  該当なし  
 R5年渡 学術賞 該当なし  
 奨励賞 該当なし  
功労賞 該当なし  
 普及実践賞 一社 全国農業改良普及支援協会情報部編集グループ


山中 聡(合同会社クロップマネジメントラボ・代表)
「いまさら聞けない普及方法」および同「補完編」を通じた、普及指導員による普及活動の経験と理論に関する知見の提供
全国の普及指導員との協働による総合防除体系の普及活動の推進

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